今この曲集を勉強中です。
Schubert D946 、3つのピアノ曲集の2番目の曲はまるで歌曲みたいな感じで始まります。
ひょんなことから、この曲にBarbara バルバラが“Coline ”というタイトルがついた詩を付けて歌っています。
バルバラのシャンソンの中では、黒鷲が好きで...
まさかSchubert に詩を付けたなんて,びっくりしました。
でも、この曲は心に染み入るくらい好きです。
いわゆる即興曲集の作品とは違います。
そして、この作品はSchubert がなくなった年に書かれています。
晩年の作品です。
この曲集は、Schubert の死後Brahmsが編纂して出版しました。
Schubert もBarbara も私は大好きなので、意外な縁を感じています。
聞いてみてください。
シューベルトの連弾D947“人生の嵐“を勉強中です。
6/19に本番があるのです。
この曲、一人で自分のパートを弾いている分には、それほど大変な曲だ!という感想を抱きません。
合わせた時にあちこちに合わない、合わせにくい箇所が出て来ます。
手がお互いにくっつき過ぎていたり、避けると弾きにくくなります。
しかも違うカウントをして合わせるので、小節の頭がポイントになるのですが、フレーズはそうでなかったりして、いやはや事故ることが多いのです。
直線的な音形だとどうしても速くなるのでお互いに自分の場所のテンポを維持しています。
この曲は、楽譜通りにきちんと弾くと弾けますが、ダラダラとした曲の流れが作用してかったるく聴こえてくるのです。
実際はダラダラなんかしていないのですが、それがある程度弾きこまないと見えてこないのです。
本当はとてもエネルギッシュな篤い思いに満ちているのですが、それを如何にして伝えるかが問題になってきます。
私は、必死にあれこれ弾いて聞いて楽譜とにらめっこして奮闘しています。
以前、シューベルトをレパートリーに持つPhilippe Cassard がNatalie Dessay と来日した折に、コンサートの後CDにサインしてもらいました。
その時、今シューベルトの人生の嵐をやってるんだと言ったら、”難しいでしょう?“と言われました。
その難しさにまさに直面しているのかなと思います。
Philippe Cassard の番組で、この曲を取り上げた時があり、その録音を何回も聞きました。
曲へのアプローチの仕方が、私が学んできたのとは違います。
曲の楽式的な分析は当然のこととして、それ以上のことを調べたり聞いたりするのです。
この曲はシューベルトの晩年の曲ですが、先ずはその頃のシューベルトの様子を調べて、同時代のシューベルトの作品やシューベルトが拘っていた曲などを聴いていくのです。
死と乙女や第9交響曲などにこの曲と似たような構造のリズムや旋律があると絞っていきます。
シューベルトはベートーベンが大好きでしたから、ベートーベンみたいなリズムや音形が出てきます。
モーツァルトみたいな所もあります。
番組では全部を分析するわけではないのですが、アプローチの仕方が分かってきました。
普段は、時間に追われてなかなか出来ないのですが、他の曲を勉強する時に、このアプローチは大いに役立っています。
ところで、私は音源と連弾を合わせてみました。
音源を探して合わせやすい速さのものと合わせてみるのです。
そこである程度相手の音を確認します。
このやり方は、相手が何をしているのか耳で確認できますが、自分の音は分かりません。
もちろん練習不足なところは分かります。
時々非常に気に入った演奏に合わせてみることがあります。
速いから無理と思っていても、好きな演奏は歌い方や呼吸が自分と合うのか、弾けてしまうのです。
呼吸が合うということは、連弾で速く弾けることと関係があると思っています。
ここ弾けないから練習するだけが速く弾けるようになる方法ではない様です。
シューベルト頑張ります!
今日は友達とシューベルトの“人生の嵐”の合わせをしました。
前半の繰り返しまでです。
この曲、合わせてみると、非常に難しいのがよくわかります。
しかも、楽譜が小さくて、落ちると探すの大変です。
1ページに大譜表が7段なのです!
呼吸が分からず、なかなか合わなくて苦労しているところがあります。
こういうのは、初めてです。
合わせて、初めてわかるのですから、連弾は、ソロとは違う場面を勉強できると言えます。
作曲家によってフレーズの展開の仕方が違います。
シューベルトは、調がどんどん変わっていきます。
和音の響きを聞いていると調性が変わるなと気が付きます。
お互いの掛け合いは、シンプルだけど調が変わっていきバラエティに富んだ感じに聞こえるのです。
まだまだ最後まではたどり着かず、先は長いですが、頑張ろうと思います。
今日は、Schubert のD951 ロンドの合わせに友人宅へ行ってきました。
猫好きな友人と抜け毛シーズンの対策の話やら、幼虫の話をしてから(私の友達は何故か幼虫や蝶、蛾に関心がある人が多い。) 合わせをしました。
Schubert は、セコンドのfp,sfpのどこで抜いて次に繋げるかで曲が重く停滞してしまったりするので、かなり神経を使います。
このロンドを弾くのは、2回目で、前回弾いた時から少し時間が経って、改めて弾いてみると、新しい見地が開け始め、とても楽しいです。
例えば、曲のフレーズが次第に縮小されてどんどん切迫していることをお互いが聞いている中で発見できたり、そこからお互いが主張したりと、曲が楽譜を介して発展していくのを感じられたりするのです。
セコンドの大変さに今になって気がついたり…結局これに尽きるかなぁ。
セコンドは、ハーフタッチ?に近い状態で弾いています。
でも、気を緩めると音が抜けてしまいます。
ひとまずの目標が6/22なので、精一杯やろうと思います。
10/1/'16
Schubert D940 の発表が無事終了しました。
France musique の Philippe Cassard が担当していた番組Le matin des musiciens で この曲についての解説をしていたので、その話のレジュメみたいなものを書いてみようと思います。
工事中
16/11/'15
今日Schubert D940をレッスンに持って行きました。
セコンドから始まりますが、このセコンドが難しいです。
特にペダルと小さな音量の保持と和声の響きとプリモのとのハモリ…
でも、私はこういうタイプ、大好きです。
本当は、セコンドを弾きたかったのですが、今回はプリモに徹しています。
似たようなのをDvorakのop75-3,4番目の曲でやっているので…
この曲の2楽章に当たる部分のプリモの符点と和音の連続がなかなか決まらないな。
練習しなくてはなりません。
トリオの部分にプリモが弾きにくいところがあります。
左手がセコンドとぶつかるし、プリモのソロの所が落ちそうになるのです。
練習する時に相手がいないと分からない部分です。
金曜日にまた合わせます。
本番は1月9日です。
3/10/'15
今日は、写真の番組を2/3位聞き直しました。
夕食を作りながらの事が多く、途中で出来上がってしまい、今日はここまで、という調子です。
D940幻想曲は、Schubertの作品の中では、晩年に書かれたもので、D947, D951,などとほぼ同じころの作品で有名です。
他にD813 創作主題による変奏曲、D812 グランデュオなどもSchubertの連弾として有名です。
これらの作品は、Beethovenを意識しているという共通点があります。
番組では、どこの作品のどの部分がBeethovenの作品のフレーズの影響を受けていると具体的に見つけられたものは取り上げています。
私は似たフレーズ探しが大好きなので、いつも興味津々なのです。
それ以外のポロネーズといった連弾は、Schubertが見聞きした音楽が連弾曲になっているのだそうです。
この番組では、残念ながら具体的な例が出てきていません。
Schubert を学ぶときにBeethovenの曲と似ている話を日本ではあまりしません。
レッスンの時にそんな質問でもしようものなら、弾くのと関係ないと切られてしまうかもしれません。
でも、作曲家が見聞きした音楽や先輩作曲家の影響を受けていることを知ることで、今が昔と繋がっていると感じることができるのではと思うのです。
Schubert 9にこうした思いや、まつわる話を書いています。
25/9/'15
23/9/'15
写真を操作していたらどうしてもPCに取り込めなくなり、あれこれいじっていたら、肝心の、文章を消してしまいました。
残念!
コメント下さった方、ごめんなさい。
以前使っていたShubertの幻想の楽譜を整理して注意書きを書きなおしたり見直したりしました。
ものすごく勉強になります。
どこで合わせるか、どこで抜くか、どういう主張をすればいいのか。等々沢山のアドバイスが書いてあります。
久しぶりに、楽譜をじっくりみました。
後半のフーガのストレッタ、対旋律やカノンなどが色々な調に一瞬変わって綺麗にもとのfmoll におさまる、その収まり方、最後の解決が2回された後、余韻を楽しむかのような終わり、すごく約考えられていると思います。
晩年の作品だけの事はあります。
良い作品が沢山あります。
18/9/'15
シューベルトの幻想曲。
写真は私のノートの楽譜ですが、以前使っていた楽譜を整理しなおして、一つ悩みが生まれました。
この曲を一番最初に弾いた時も気が付いていたはずですが…
写真の一番上の小節の和音、理屈から言うとdes: のⅠです。
でもそういう調はなくて、cis: Ⅰ と普通は言います。
cis:なら上手く説明がつくのに、なぜ♭のdes: なるものにしたのか…
似たような調性の解釈の話を他のところで聞いたことがあって、この場合もそうなのかなと勝手に思っています。
元々f: の曲ですから、そこに響きとしてcis: のⅠを使うことは、短調ではあっても少し明るい感じがします。
なーんて考えていました。
8/9/'15
1/9/'15
20/8/'15
Schubert D951 の譜読みを始めました。
今度はPRIMOです。
後半に、和音の3連符の連打が続くところがあるのを発見。。。
その前にこちょこちょ音が動き回るところがあり、大変と思っていたのですが、連打は軽く弾かないとSECONDOに主要な旋律があるので邪魔しそう。
チェルニー30番の28を弾きながら、連打の時の手の動かし方や音色を考えてみました。
(30番はこういう形でたまに利用します。)
大好きなCassardの音源とアルゲリッチの音源があるので、今日は楽しんで聴きながらノート作りをしました。
いつも楽譜をA4にコピーしてノートに貼り付けて自分の楽譜を作っています。
何しろ指使いや和声、構造なども楽譜に書き、色も付けるので楽譜が幾つか必要になったりします。
なので、近年ずっとコピーして使っています。
20/7/'15
23/5/'15
17/5/'15
池田サロンのコンサートでは、Schubertの連弾は、かなりポカもやらかしましたが、
プリモがよく聞こえました。
やればやるほど変わることに気が付きとても楽しくなりました。
8月にまた同じ曲をやるので、もう少しほりさげられたらなあとおもっています。
9/5/'15
Schubert D813 の変奏Vのペダルで悩みます。
バスがうまく響かない!
セコンドのバスがプリモの歌を支えるので…
この曲は最後の変奏VIIIがまた難しいです。
回って盛り上げていくのですが、連弾で盛り上げるためには二人の呼吸が大切です。
呼吸が頭で理解している1拍目で一緒に合わせることと少し違います。
フレーズをどうとらえて、どこで進めどこで抜くかを考えていないと回転していかないのです。
客観的に聴く時間もエネルギーも必要です。
初回は、5/17に池田サロンで弾きます。
この曲フランスミュージックのNotes du traducteurという番組で今月末取り上げられるので、番組が放送されたら、内容を紹介します。
がんばろ。
1/5/'15
もう5月。
今日はメーデー、スズランの日。
今日は、連弾のレッスンに行ってきました。
このところ忙しかったこともあり、慌てて浚っているうちに自分の音を聴くことや自分が弾くことに夢中になっていた感あり。
昨日、二人で合わせた時の録音を聴きながら、相手の何を聴けばいいのか分からなくなってしまいました。
それで、平素合わせるのに使う音源に合わせて確認して、練習は終わりにしました。
今日レッスンで合わせて、プリモの旋律に対してセコンドはこう弾きたいということは可能な限り弾いたのですが、プリモの音はバッチリ耳に入ってきたのですが…
でもしっくりこないのです。
要は合っていないのです。
合う瞬間を意識したり、予測して音量やペダルの踏み具合を考えていないと合わないのですね。
呼吸が合いだすと、不思議なくらいにやりたいことが伝わるし、弾きやすくなりました。
呼吸を合わせるためには、相手の旋律を聴いているだけではダメで、相手の旋律をイメージした自分のパートの進め方を考える必要があると思いました。
連弾にちょっとはまり始めていますが、このD813が終わったら、パートを入れ替えてD951をやる予定です。
Brahmsもそうですが、Schubertもやっていて得ることが非常に多いです。
2/3/'15
Schubert D813の続き。
France musiqueの番組を聴いていて、知ったのですが、5番目の変奏曲はBeethovenの第7交響曲の第2楽章のシューベルトなりのアレンジだそうです。
だから、初めてこの曲を聴いたときに、違和感を感じませんでした。
納得!
第7交響曲の2楽章はBeethovenの中で好きな曲の一つです。
10/2//15
今日連弾の講座がありました。
Schubertが音楽を仲間と楽しんでいる時代の作品だけあって、曲の抑揚の中に明るい愉しげなSchubertを見つけ出すことができます。
愉しくなりそうです。
私は一人で、ここまで感じられなかったのですが…
昨日は同じころ作曲されたD817のハンガリー舞曲を弾きました。
同じころの作品を聴いたり弾いたりすると、そのころのウィーンの香りがするみたいで案外好きです。
31/1/'15
今日はSchubertの誕生日です。
Schubertは近年好きになってきた作曲家の1人です。
作品の中で好きなのは、アルペジオーネソナタとリート。
ピアノソナタや即興曲、連弾曲なども好きですが、なかなか弾くチャンスがなくて…
Schubertは人となりが好きです。
父親との葛藤とか…
Schubert ⒈
今D.813 創作主題による変奏曲を練習中です。
連弾曲なので、合わせてみないことにはどうなるかまだ分かりません。
冒頭の主題のセコンドはBeethovenのピアノソナタNO32の第1主題のユニゾンの旋律と酷似。
弾いて直ぐに気が付きました。
シューベルトが音楽仲間と楽しく過ごしたころに作曲されて、仲間内で評価が高かった作品だそうです。
この頃のシューベルトの作品には皆が楽しめるように、曲の中に流行っていた曲や、シューベルトが好きだった曲が何気なく入っていたりします。
この曲にも、もっともっとあるらしいのですが、まだあまり見つけられていません。