ベートーベンは憧れであり目標の作曲家であったそうです。
ブラームスは生涯において少なくとも3つ以上のチェロソナタを作曲したと言われていますが、現存するのは、2曲だけです。
第1番は、1862〜1865年に作曲され、友人のゲンスバッヘルに捧げられました。
この友人は、ブラームスの作曲や仕事に助言をしてくれていたのです。
このソナタを書くためにベートーベンのチェロソナタを徹底的に研究したと言われています。
第1番は全楽章が短調で書かれ、対位法を巧妙に用いた重厚感のある立体的な作品です。
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ(あまり速すぎず) ホ短調
チェロの静かな語りから始まる。
随所にピアノとチェロのカノン風や対位法が出てくる。
第2楽章 アレグレット・クアジ・メヌエット (ほとんどメヌエットの様な速さ)イ短調
対照的なトリオを持つ三部形式。
ブラームス特有の暗さを持つメヌエットである。
トリオではチェロと一緒に抒情的な旋律を奏する。
第3楽章 アレグロ (快活に速く)
ホ短調
忙しいピアノの主題から始まる。
それに続いてチェロの答句、対主題と続く。
自由なフーガで、荒涼感の中にユーモラスなリズム、幸福感を感じることができる。
雨よ降れ、降れ
子供のころのあの夢を
もう一度呼び覚ましてくれ、
雨水が砂の上で泡立つ時に
........
上の詩はブラームスの“雨の歌”の冒頭の邦訳です。
雨の歌自体はクラウス・グロウトの詩にブラームスが曲を付けました。
クララはこの歌が大好きだったそうです。
この日本語の詩の内容が、よくわからなくてその上、ドイツ語がわからないので、フランス語訳を探しました。
Bouillonne, pluie, bouillonne,
Éveille à nouveau en moi ces rêves,
Que j'ai faits dans mon enfance,
Quand l'humidité écumait dans le sable !
クララが好きだと言った旋律があちこちに出てきます。
曲の中に自分が好きだと言った旋律がどんどん、それも自然な形になって出て来る...
クララは、一体どんな気持ちで聴いたのでしょうか?
ブラームスについて知りたくて(1)
op117-1を弾いた時、楽譜の右上にあるEdward :エドワードが気になっていました。
子守歌だそうで、簡単な訳が私の楽譜には載っています。
外国語の詩は、訳されて意味が分かってもいつもピーンときません。
弾いているうちに忘れて、また改めて弾く時気に留める...を繰り返してきました。
op10のバラードの1番、op117-1、op75-1もエドワードという詩にメロディーを付けたものです。
フランスミュージックで以前このop117についての番組があって、エドワードについて話していて、スコットランドの古い詩文であることを知りました。
エドワードはお母さんにそそのかされてお父さんを殺してしまいます。
お母さんは息子に殺人をそそのかしておきながら、息子を責めます。
背景には、イングランドの王にまつわる話があるそうです。
19世紀当時、スコットランドやイングランドの古い詩文をヘルダーが翻訳して出版されました。
内容が結構センセーショナルで、ゲーテもドストエフスキーもナポレオンまで夢中になったそうです。
ブラームスは読書家でしたから、この話を知っていました。
*op117-1について
何故 子守歌なのか。
想像するしかないのですが、音の構成やリズムや音量から子守歌だなぁと伝わってきます。
ブラームスも若い頃はかなりハマっていたらしいです。
op10-1はエドワードと母のやりとりだそうです。
op75-1については次回。
ブラームスについて知りたくて(2)
バーンスタインが、ブラームスの作品の特徴としてパッサカリアをあげていたので交響曲4番の4楽章を聴いたら、素敵で。
バッハbwv582
https://youtu.be/HtFMxFQrKc4
パッサカリアとフーガです。
ヘンデルのパッサカリア g moll
https://youtu.be/f2NT7pO2ypg
パッサカリアはもともとは舞曲で3拍子系です。
一定の低音の上に1つにテーマが次々と変奏していきます。
ヘンデルのパッサカリアはパッサカリアの定義に沿った曲になっていてわかりやすいです。
Brahms の交響曲4番の4楽章です。
4楽章全体がパッサカリアですが、
中間部にステキなパッサカリアが出てきます。
https://youtu.be/B51na4gPbQU
伝記を読んでいるうちにブラームスの繊細さや博学に今まで以上に気が付き、楽譜とにらめっこの日々です。
続く
今ブラームスの本を読んでいます。
カラー写真が沢山載っていて、楽しいです。
今、バイオリンソナタ1番をゆっくり弾きながら、ピアノとバイオリンの旋律の掛け合いや旋律の発展の仕方などを確認しています。
フォーレの和音の論文を読んでいるせいか、音階や半音階、異名同音などにすぐ反応してしまいます。
ブラームスにもよく出てきます。
この曲は昨年のクリスマスに友人と1楽章をやりました。
昨年の秋に室内楽講座勉強して、クリスマスの発表会では、色々指摘されたことに気をつけて演奏しました。
リハでは良かったのですが...
どうしても満足できない私は、今年もブラームスにチャレンジしようと思い、毎日ざっと弾けるのを確認してから、じっくりと楽譜と睨めっこしています。
間を空けると、今までとは違う視点が開けるのか、発見がいっぱいです。
音階を更に見つけたり、どこがメインでどこがそうでないと所なのか、昨年悩んだ所にまた悩んだりしています。
また頑張ります。
ブラームスがどうしても満足行かず、足掻いています。
そういう時は、何故か、練習しているとピンポンがよくなります。
今日は4回も。
ほとんど、宅急便です。
そうすると弾いていたものが、全てがオシャカになって、もう‼︎ となります。
午前中はいきなり弾いて何とかなったのに、夜弾きだしたら全然ダメ。
パニックにならないように自分をなだめつつ、ゆっくり弾いてから、録音しました。
少し弾いてちょっと聞いてみました。
冷静に...冷静に...
パッと聞いただけで“ここを直せばいい”と気がついて、結局3回録音して聞いて修正しました。
1、3楽章ともにいくつか見つけて、直して聞いてを繰り返しました。
練習方法が分からない事も多いのですが、今日はすぐにわかったし、修正して変わったのが確認できると、何だか楽しくなってしまいました。
明日もやるんだ!
子供みたいですが...
昨日は師匠のところにまたブラームスを持って行ってきました。
レッスンに行くと、練習方法のヒントが見つけられる事が多いです。
私は、レッスンで言われた事を咀嚼しないと、自分の練習に取り入れられないのです。
20代30代にピアノをガッチリ弾いていないので、私は今も時々練習方法が分からなくなる事があります。
まるで、生きる術を持たずにジャングルにいる状態になってしまうのです。
打開方法は頭を使ってどうすればいいか考えてやってみることにつきます。
今は、ブラームスのチェロソナタ2番の1、3楽章を弾いています。
1楽章はトレモロが気になりますし、テンポが合わなくなるポイントを見つけたいし、弾けているか気になって落ちそうになる所の運ばせ方が分からないし、いつも外れてしまう部分の理由を知りたいし...
3楽章は冒頭が怖くてパニックになるのを何とかしたくて...
パニックになると色々事故るし、想定外の事もあり、私のコントロール外になるとより一層パニックになってしまいます。
こんな思いでレッスンに行ってきました。
ここであれこれ書いてもなかなか伝わらないのですが、トレモロの何を聞いて進むか、指使いも色々考えていただきました。
指使いを確認しようと家でゆっくり弾いていたら、同じパッセージが前にも出ているのに気がつかなかったたり、和音をボンと弾いて手を上げてしまう為に遅くなったりとか、速く弾く時のやり方が少し分かってきました。
ブラームスはテーマのモチーフやテーマとテーマの繋ぎの部分のモチーフを巧みに使って曲を表現しているし、和音の転回も駆使しています。
行き詰まる時は、大抵の場合何処かに見落としがある事が多くて本当に勉強になります。
研究発表会で弾く曲を弾くのですが、私は3日前に弾く曲が増えてしまい,かなり焦っていました。
私は、ブラームスのチェロソナタ2番の1、3楽章を弾きました。
1楽章は1ヶ月半位前に弾いたので、なかなか思い出せなくて...
前代未聞級にボロボロでした。
身の回りに起こる出来事は、良い知らせと言ったりしますが、 しかし当事者はそれどころではありません。
1ヶ月半前の時の方がまとも...
一体全体どうしちゃったんだろう!
私は、どこが弾けないから、そこはどうすればいいのかばかり考えていた気がします。
そういう計算をしていると音楽は飛んでしまうのですね。
今日から気持ちを入れ替えて“音楽”を追っていこうと思います。
ゆっくり弾いて何処でトラブルのか、チェックしました。
まだあるかもしれません。
パニックになっていて上手くいかなかった所は、平素弾いていて弾けているけど何か不安だったりするところが多いです。
勿論それだけではないのですが...
ブラームスばかりやってきて、ブラームスの和声の並べ方、旋律の展開の仕方、バスの進行、何処の音が同じなのか...
こうしたブラームス独自のものに着目すると、弾きにくい所が一気に解決するということに気がつきました。
譜読みの時点で頭を使うと弾きやすくなるのです。
譜面を見ただけでパッと音を捉えられる人はそういう悩みは関係ないと思いますが、私はテクニックが弱いので、そこは頭を使う事にしています。
今日は晴れていますが、日差しも風も強くて...
良い1日になりますように!
昨日、大倉山のピアニストのための室内楽講座の研究発表おわりました。
私は、ブラームスの雨の歌の1楽章を弾きました。
何となく計画通り弾いてしまい、もっとバランスとかを考えておけば良かった!とちょっぴり後悔。
今日は朝から歯医者に行ったり、買い物をしたりしています。
実は、同じものを25日に弾くので、録音を聞いて、また再挑戦します。
秋は、ブラームスの雨の歌、春はブラームスの2台ピアノ、チェロソナタの1番と今年は、ブラームスばかり弾いています。
ブラームスは、長い間余り好きな作曲家ではありませんでした。
2音にスラーがついているだけで、音楽になっているのに遭遇して、拍子抜けしちゃったのです。
それが、主人の友達が神父さんになり、持っていたカセットテープや本を沢山貰い受けることになりました。
その中にブラームスのチェロソナタ1番が入っていました。
私は、その時初めて好きになりました。
今も大好きです。
ブラームスの曲を弾く度に、ブラームスの曲の作り方が見えてきて、ああでもない、こうでもないと弾いて、聞いて、楽譜とにらめっこして考える時が、とても楽しい時です。
大学の楽式の授業で、交響曲4番を分析しました。
この授業でやったアプローチの仕方は、非常に役に立ちました。
長いフレーズをどう変化していくのか、作曲家によって違うわけですが、その見方のヒントを学んだのだと今になって分かりました。
長いフレーズの頭は分かっても、変化してしまうと見失い、場当たり的な演奏をすることが多いので、室内楽で楽譜とにらめっこして考える作業は私に、大きな力を与えてくれたと思いました。
ブラームスヴァイオリンソナタ1番
2楽章
今この曲を勉強中で、備忘録的な内容ですが、気がついている事を書いて見たいと思います。
写真も付けて見ました。
この2楽章のテーマはクララ・シューマンの息子が早逝してしまい、その事を思ってブラームスが書いた旋律で、クララは天国まで持っていきたいと言ったという逸話があります。
テーマは始め1小節の旋律が骨格となり、リズムが変化したりしてあちこちに出てきます。
3楽章にも出現します。
ブラームスの曲の特徴としてこの楽章も音階や半音階が出てきます。
また、ヴァイオリンの旋律を追いかけたり、対称的な動きをしたりします。
9小節からvnがB→ces、B→asと進むの対応してピアノの内声はB→as、B→cesと進みます。
48小節からのピアノのバスの進行は、vnの旋律を先行しています。
自分で弾いているときは、どこで合わせて行くかしか考えませんが、vnが耳に入ってくるといいなぁと思います。
110小節からvnはテーマを弾きますが、ピアノはテーマの3音をとってvnのテーマの相手をします。
でも直ぐにvnとピアノはこの3音の掛け合いになります。
そして最後のテーマが終わっていきます。
ブラームスの曲は、掛け合いが必ずあり、どこにどんな掛け合いがあるか、テーマのどんなモチーフが用いられているか、テーマがどんな風に変遷しているか、見えてくるととても楽しいし、奥の深さを感じることができます。
1人で弾いているとなかなか掛け合いが見えず、テーマも、バスや内声に細切れで入ってくると見落としがちです。
私はvnパートを何回も弾いてピアノパートどうなっているか考えています。
ブラームスのバイオリンソナタ1番をさらっていて、ハッと気づいた事があります。
ブラームスって、半音階の進行やイ音や経過音を上手く利用して解決したり、新たなフレーズへ展開していく事が多いなと思います。
いつもの調子で、のんびりとバイオリンの旋律を頭の中で鳴らしながらさらっていました。
ブラームスのフレーズ内の音の変化に注目して弾いていると小節線とは違う場所で区切りがある事に気が付き、バイオリンの方もチェックしてヘミオラを見つけました。
今回は、音源を聴いていて、何て綺麗なんだろうと思って楽譜で確認したくなりました。
ピアノは、バイオリンとリズムの取り方が違う場所で、3:4をピアノとバイオリンでやってる状態でした。
それぞれが、独立して歌っていて、聴いていて心地よいのです。
それで、いつも練習用に使っているブラームスの51の練習曲を思い出しました。
最初の1-(a)は3連音符と16分音符のが入れ替わって、弾いていきます。
3連音符に引きづられたり、16分音符に惑わされない様に弾かなければなりません。
メトロノームを持ち出してきっちり練習したいと思ってしまいます。
ブラームスの練習曲は、この手合いが結構あります。
これってブラームスは左右それぞれの独立を養うために設定したのかなと考えます。
同じ音形で半音を利用して進む曲とか、1本の指に旋律を任せて他の4本の指は、伴奏に回るものとか...
ブラームスの室内楽をやる様になって、この練習曲は非常にブラームスを弾くのに有効だなぁと思うのです。
大好きなピアニストのPhilippe Cassard が練習曲の番組で一押ししていたので、私もやる様になりました。
慣れるまで、時間がかかる曲もあるのですが、単純な手の移動ではなくて、1音の変化で次に進む素敵な曲も多くて、嫌になりません。
昨日は、大倉山記念館で室内楽講座の研究発表会がありました。
もうすぐに緊張してパニックになり、ちょっとしたことでびっくり⁉️してしまうのが常なのですが...
昨日もいろいろありました。
私は、Brahms op38 、チェロソナタ1番の3楽章を弾きました。
まず、リハの時に譜めくりの人の服が私の左手とぶつかり1、2小節程右手のみになりました。
何故か、この曲に関してはいけいけドンドンの乗りができてしまうので、知らん顔して先に進みました。
先生に2小節目の1拍目を意識すると落ちつくからと言われて、何故か頭から信じてしまいました。
本番ですが、3人で1曲を担当するのです。
私は、1、2楽章を聴いていました。
チェロの低音が舞台の床に響いてきます。
この響きをバックに、このブラームスの曲はどういう対話があるのかを必死に聴きました。
普段、色々な音源を聴く時によく聴いておけばいいのですが...
ブラームスは、男女の会話みたいに説明したり、一方が他方に聴いたり、一緒に喋ったり、話が延々と続いたり、適当にスルーしたり、困ったり、悩んだり...
ブラームスは、外交的な方ではなかったらしいですが、曲の中ではかなり多弁だなぁと思いました。
3楽章を弾いている時は、チェロがどうしてるか、よく聞こえてきました。
チェロパートとピアノの呼応を何回も確認して練習しました。
でも、あり得ない場所で隣の音を弾いてしまったり、集中力が切れそうになったり...必死に踏ん張りました。
一つ一つの作品が愛おしく感じる様になってきました。
これって、歳?
今日は、大倉山記念館に室内楽講座の研究発表を聴きに行ってきました。
私は、木曜日に弾く予定です。
暑くて暑くて、朝からバテバテ...
大倉山の坂はいつ登ってもきついですね。
ベートーベンの魔笛の主題による変奏曲とブラームスのチェロソナタ1番を聴きました。
私は、ブラームスのチェロソナタ1番の3楽章を木曜日に弾くので、必死にチェロをを聴いていました。
色々な演奏を聞き、いつもの様に色々感じたひと時でしたが、帰りに仲間が、どんなに弾けていても、相手との呼応がないと上手く合わなくて、騒音でしかないと言ったのが印象的でした。
連弾でもそうですが、相手の歌が分からないと合わせていけません。
相手の歌と言っても、相手が勝手に創造した歌ではなくて、どんな曲なのかを考えてこうしたいああしたいという曲の流れの事なのです。
曲についてよく調べて勉強して、考えて、合わせて...という作業を積み重ねて出来上がるものだと思います。
伴奏とは、単に音を出す脇役ではなくて、ある時は支え、ある時は主役...
そういう立場だと思います。
でも、不自然に聞こえてしまうような自己主張はダメです。
私も、もう一度じっくりブラームスについてじっくり考えてみようと思いました。
私は、弾けないくせに、ここはこうしたいという主張はあって、実行してしまうので...
自然にそれができるようになりたいです。
ブラームスのチェロソナタ1番の3楽章の伴奏を6日にやります。
私は、誰でもかもしれませんが、本番が怖くてたまらないのです。
何故か心臓の高鳴りを感じ呼吸も速くなっているからテンポが速くなっていくのでは...など要らぬ心配ばかりして、あれこれ思ううちに落ちそうになる。。。
今日は、じっくりと自分の録音を聴いて考えてみたいと思います。
チェロがどうしても聞こえない場所やチェロの音形に私が上手く乗れないと場所とか修正するつもりです。
写真の本は助っ人になります。
今日はパーツをゆっくりさらったり、チェロの音を確認したりしています。
Brahms op38 3e
ブラームスのチェロソナタ1番の3楽章を練習しています。
この楽章はカノンになってるBach の要素が多い所とBeethoven op2-3の1楽章に出てくるフレーズと似ているBeethoven 的な色合いを持っています。
でも、れっきとしたブラームスの曲です。
3楽章はピアノから始まりますが、楽譜にはスタッカートともレガートとも書かれていません。
ノンレガートで弾けばいいのだとわかります。
でも、普通に弾いても私が弾くとレガートになんかなっていないので、自信を持って普通に弾いていたのです。
音源をいくつか聴いてみると明確にノンレガートで弾いている演奏が多いのです。
それも、ピアノがソロになっている時は意識してノンレガートで弾いている様に聴こえます。
どこもかしこもノンレガートにすればいいわけでもないので、明日はチェロパートを見ながら、明確にする所と普通に弾く所を決めようと思います。
チェロもノンレガートの時は揃えるべきです。
ノンレガートにする事で、フレーズに軽さや動きを感じることができます。
ブラームスは、かなり細かい所まで考えて譜面を書いたのだと思うと、凄いですね。
今、Brahms op38 チェロソナタ1番を勉強しています。
今日はもう少しさらおうと思いましたが、手の疲労感があるので弾くのはやめました。
久しぶりにブログを書いています。
このチェロソナタは、主人の親友が神父になる為に身辺整理をした時に沢山の本と一緒に頂いたカセットテープに入っていて聞いた時から胸キュンになった曲の一つです。
ピアノを小さい時からやっていた割には、Mozart,Beethoven は色々弾きましたがBrahms、Schumann などのロマン派の曲を余り多く弾いていませんでした。
私の先生は、昭和の典型的なピアノの先生で、Chopin まで弾かせてもらったらラッキーみたいな感じでした。
中学生の頃はレッスンで似た年代の生徒さんは、Chopin を強引に弾いてきてみてもらったりしていました。
色々な曲を沢山弾かせるべきだ!と思うのですがねぇ。
Brahms のチェロソナタ1番は全楽章が短調。
そして、G6、ジァーマン6と言われる和音が沢山入っているそうですが、私はG6 を少ししか見つけられていません。
私にとって、Brahms はSchubertよりも和音が見つけにくいです。
G6 とはドッペルドミナントの属9根省、下方変位、2転、かつ長調の時はmoll durになります。
ハ長調のG6は ラ♭、ド、ミ♭、ファ♯
という和音になります。(写真を参照)
Brahms を弾いていると目が覚めるほど素敵な響きのフレーズや和音があります。
理屈抜きで素敵だと思うのですが、楽譜をよく見ていくと緻密に計算された展開があり、響きもよく考えらているので、素敵だから素敵に弾くでは全く駄目で、Brahms の考えを知って判断していかなくてはならず、難しいなぁ〜と思ってしまいます。
この難しかしさがたまらないのですが...
Brahms
ブログを携帯で書いていて、何回も保存せずに消えてしまいました。
今Brahms のハイドンの主題による変奏曲という2台ピアノを弾いています。
テーマは、ハイドンの旋律とされていますが、近年、ハイドン作ではないかもしれないと考えられるようなっています。
この曲の主題は古くからある讃美歌の旋律を引用したものと考えられています。
ところで、この主題は5小節単位で旋律が流れている事が多いのです。
普通は、8小節単位や4小節単位が多いのですが...
私は、練習する時に2小節単位に分けて練習したり、カデンツで区切って練習したりします。
今回は、和声分析もかなり弾いてからやりました。
lV、ll、Vlが多くて、(サブドミナントが多いという事)曲の激しさとか動きや響きに関係があるなぁと思いました。
今回は、初めての相手と組んでいます。
呼吸がなかなか合わなくて、弾いた感はあるのに、録音を聴いてみて唖然!
連弾の難しさを感じています。
合わせていて、スッキリしないし、相手のやりたい事が分からないと相手が耳になかなか入ってこないということがあったのですが、これって息が合ってないことのサインだったのかなと思います。
奥の深さと共に色々な人と合わせることは凄く勉強になります。
頑張ります
今ブラームスのハイドンの主題による変奏曲を練習しています。
一応ピアノⅡの方を弾いています。
相手があって一体となるらしく、頭の中でピアノIを思い浮かべながら弾いています。
6/11/'15
いつもバイオリンソナタ2番の話ばかり書いているので、今日は、51の練習曲について。
この練習曲との出会いは、勿論、Philippe Cassardの番組です。
練習曲についての番組が3年前に1回ありました。
視聴者が平素どのような練習をしているのか教えてほしいとリクエストして、Cassardがテクニックをどう身につけたかを話す番組がありました。
その時、チェルニー50番のきれいだなぁと思う曲を3つCassardが弾いてくれて、学生時代のチェルニー地獄の話をしました。
あと、脱力の話。
そして、2年前にテクニックについての番組が2回ありました。
そこで、毎日、ハノンを練習する代わりに、自分はBrahmsの51の練習曲を使っていると日々の練習方法を紹介しました。
Brahmsの練習曲を毎日小さな目標を持って練習することだそうで、具体的に示してくれました。
その時、朝弾くと良いという曲の素晴らしいこと。
以来、私はその曲を毎日弾いています。
写真は、その曲です。
バイオリンソナタ 2番 ⑼
バイオリンソナタ2番 ⑻
13/9/’15
1楽章の冒頭の1小節、なかなかレガートになりません。
いつも、私のは1つ1つの和音を並べているだけに聴こえてきます。
指使いを工夫したりしてきたけど、結局は最初の右手の和音の一番上のCisを少し残して弾くと、Cisの響きの中に次の和音が入ってきてレガートになっているように聴こえます。
以前、レッスンで教わったはずなんだけど、時間が経って忘れていました。
曲の中で和音が変化していく様を、聴けて、感じるまでにこの曲は時間がかかっているなあと思います。
難しいと言われる理由の一つなのでしょう。
1楽章の中には、何て素敵な和音の変化なんだろう、と感じる所が幾つもあり、私は和音に惹かれてこの曲が好きになったので、もっと冷静に聴く耳を育てて弾いていきたいな。
バイオリンソナタ 2番 ⑺
バイオリンソナタ 2番 ⑸
4/9/'15
今日、ブラームスのバイオリンソナタ 2番
を弾いてみた。
ゆっくり、バイオリンパートを思い浮かべながら。
もしかしたら、テンポが遅くなっているかもと気が付きました。
まだまだ原因は色々あると思いますが…
合わせの後弾いたら、何をすればいいのか全く分からなくなってしまい、私は祈りながら全く書き込みのない楽譜をコピーして製本しました。
(写真は新しくしたものです。)
いつもあれこれ考えたり、調べたりして書き込むノートを作ります。
ブラームスに関しては、もう作ってあるのでどこをどうするといいのか、サラの楽譜を見て考えてみようと思いました。
楽譜は、たいていコピーして使います。
特に曲の場合。
何回もコピーして新たに考え直したいと思ってしまうので…
バイオリンソナタ 2番 ⑷
30/8/'15
バイオリンソナタ 2番 (2)
28/8/'15
バイオリンソナタ 2番 (1)
この1年近く、私はブラームスを追いかけています。
幾つか好きな曲があり、弾きたいと思い
6/6/'15 (1)