昨日はフランクの3楽章の講座があり、今日は4楽章をレッスンに持って行きました。
実は4楽章は、好きだけど一番苦手な気がします。
カノンのようになっていて、ピアノとヴァイオリンがテーマを追いかけたりお互いが対旋律を弾きあったりして、曲自体は分かっている積りでした。
ところが、何故か4楽章だけはテンポアップできないのです。
メトロノームでガッチリ合わせると弾けますが、それをすると音楽を見失ってしまいます。
音は出せるけど、曲にならないジレンマみたいなものを感じていたのです。
練習方法が分からない!と師匠に言いました。
それで色々アドバイスを頂きました。
2/2拍子なので、1、2と声に出しながら旋律の拍感を覚えると自然に流れができると...
そう言えば、3楽章は、1、2とカウントして弾いていたし、どこでどのくらいアッチェレにするかとかも1、2という拍の中で処理していた気がするのです。
曲の流れは、楽譜通り弾くことから楽譜を読んでいくうちに自然にできると思っています。
作曲家のやりたい事は楽譜に書いてあるので、正面から見たり、そうなる理由を考えたりして納得していくと自然な流れがわかる筈です。
もしかしたら、4楽章は基本的な工程を踏んでいないのかもしれません。
曲を掴んではいないと感じました。
頑張ってやってみるつもりです
台風がまた来ています。
10月は、秋晴れが続いて大好きな季節ですが、今年はどうでしょうか?
私は、土曜日に声楽のコンサートの受け付けをしました。
会場から歌声が聞こええてきて、音楽に浸かっている気分でした。
このところ、家にいると伴奏の練習ばかりしているので、港の見える丘公園の花々を見た後のコンサートの受け付けの仕事は、気分転換になりました。
今フランクのバイオリンソナタの伴奏を勉強中ですが、フランスミュージックの番組を聞いているうちに、フランクのピアノソロ曲”プレリュード、フーガと変奏”op18とピアノ五重奏の2楽章が大好きになってしまいました。
フランクのピアノ曲は、あまり弾かれないですが、フランスものの初期に位置づけられます。
フォーレの初期の作品よりは、流れや軽やかさなど、フランス的かな?
フランクやフォーレの曲には、オルガンや教会の響きが感じられて、魅力的です。
ドビュッシーは、絵画的、文学的…
ドビュッシーは、フランス語にこだわったり、沢山の詩を読んで、それに曲を付けています。
その詩が、19世紀のフランス文学史上重要な作品だったりしていて、文学と音楽の接点を意識します。
この時代の詩はシャンソンにもなっていて、フランス文化における文学の力は、すごいと思います。
ユゴーと言えば、レ ・ミゼラブルを思い出しますが、ユゴーは詩人として有名で、詩はシャンソンにもなっています。
今日は、室内楽の講座がありました。
今回は、沢山準備した楽章順に合わせが上手くいっていません。
一番手抜きをした楽章が一番上手くいったという事です。
何故か理由は分かりませんが...
緊張してしまって、心臓バクバク、手は強張り、指は動かない...
物事ってやり過ぎはダメなのではないかなと悟っています。
娘を見ていて、ハタと気がついたのです。
何が起きるかわからないからと一つの事を四方八方から見て準備しても、なるようにしかならない。
重要なポイントだけ押さえてれば十分なのかもしれません。
でも、心配だとやはり拘りますが...
ちょっと気分転換したいところです。
私は、講座の仲間と基本的な譜読みの時点で違う気がします。
私の譜読みが、納得するまで時間がかかるのではないかなぁとも思います。
仲間は、楽譜の音を読んで弾いてしまいますが、私は先ずは全体像なのです。
どんな曲なのか、納得していないと弾けない...物理的には勿論弾けますが。
パニックになるのは今回に始まった訳ではありませんから。
さてさて、フランクのヴァイオリンソナタの3楽章、どう処理しようかな?