昨日バレンボイムとアシュケナージのMozartの2台のピアノのためのコンチェルトの制作過程の動画を観ました。
バレンボイムが指揮もするので、ピアノの合わせでは、バレンボイムがアシュケナージに色々注文を出します。
アシュケナージはそれを納得して合わせます。
2人のピアノのやりとりが、Mozartの音楽のやり取りになってピアノで話をしているのがとても楽しそうに感じました。
オケの旋律もいい具合に入ってきて、Mozartらしい曲になっていきました。
私は、とてもMozartが弾きたくなりました。
今日は、ロンドを弾いてみました。
本当はMozartは大好きに違いないのです。
以前、ブログに書いたと思うのですが、私にとってMozartのピアノソナタは、鬼門です。
子供時代のピアノの練習をめぐる母とのバトル、母の要望に応えてのピアノの先生の冷たさ、そういう思いでを蘇り、弾いているだけで、怒りがこみ上げ泣きだしてしまう、そう反応してしまう曲集なのです。
私にとって、ピアノにまつわる子供時代の思い出は、ほとんどが反面教師です。
Mozartは悪くないわと友達は言ってくれますし、私もそう思うのですが、自分の心の反応はどうにも出来ないのです。
近年は、子供時代に弾かなかった曲に恐る恐る近づいたりしています。
ソナタはほとんど弾いているので、ロンドや変奏曲といったマイナーな曲です。
いつの日か、ニコニコしながらソナタが弾ければいいなぁと思います。